お茶、コーヒー、水…結局どれがいいの?無糖ドリンクを選ぶポイント

この記事の著者
【氏名】青山愛果(管理栄養士)
【経歴】
2013年~2022年 病院管理栄養士として勤務
2024年 管理栄養士としてフリーランスとして活動
【資格・免許】
2011年3月 栄養士免許 取得
2013年5月 管理栄養士免許 取得
暑さが本格的になってきた今、ダイエットへのモチベーションが高まっている方も多いのではないでしょうか。
飲み物からの摂取エネルギー量を抑えることは、ダイエットの基本!
「無糖ドリンクの中でも色々あるけど、どれを選ぼう?」とお悩みの方に向けて、知っておくと得する飲み物選びのポイントをご紹介します。
目次
ダイエット中の水分補給の基本は水!
皆さんはどんな時に飲み物をとりますか?
喉が渇いた時の水分補給、ほっと一息つくときなど、様々なシーンで飲み物を手にすることがありますよね。
人の体の60%は水分でできており、尿や汗として老廃物とともに体の水分が外に出ていくことを繰り返しています。
常に体の中を必要な水分で循環させるためにも、水分補給は重要です。
日常的にとる飲み物の目安量は1.2リットルであり、汗を多くかいた時はこの量より多くの水分補給が必要となります。
水分補給は「体に必要な水分を補うこと」が目的であるため、それに一番適しているものは「水」です。
緑茶や紅茶に含まれているカフェインには、利尿作用があり体内の水分を外に出しやすくする働きがあるほか、睡眠を妨げる原因にもなります。
「味の付いた飲み物のほうが良い」という方は、麦茶などのノンカフェインのものを選びましょう。

ノンカフェインティーの中で飲み過ぎに注意したいものは、コーン茶です。
ペットボトル入りのコーン茶の中には、難消化性デキストリンが添加されているものがあります。
これは食物繊維の一種であり、腸内環境を整える働きや、脂肪や糖の吸収を抑える働きがある一方で、一気に摂り過ぎてしまうとお腹が緩くなってしまうこともあるのです。
お茶を飲む時はパッケージの原材料表示を確認し、難消化性デキストリンが含まれていたら、1日1本までに留めておきましょう。

コーヒーの取り入れ方のコツ
日常的によく飲むものとして「コーヒー」が定番であるという方も多いでしょう。
シャキッとした気持ちになれる、気分転換にコーヒーはぴったりです。
さらに、コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」には、細胞を傷つける活性酸素から体を守る「抗酸化作用」を持っており、紫外線による肌ダメージを緩和する効果が期待されます。

しかし、コーヒーは1日に何杯も飲んで良いものではありません。
コーヒーに含まれるカフェインは、摂り過ぎによって、めまいや心拍数の増加、不安感などの精神的症状に影響が出る場合があります。
カフェインによる体への影響は個人差があることから、日本では1日の目安量が定められていませんが、諸外国では健康な成人のカフェイン摂取量は1日400mgまでを目安としています。
コーヒーには1杯(200cc)あたり120mgのカフェインが含まれており、1日3杯までを目安にすると良いでしょう。
また、カフェイン特有の「目を覚ます作用」を踏まえて、コーヒーを飲むタイミングを調整することをおすすめします。
朝の「これから活発に動きたい!」という時間帯には、カフェインが大活躍。
逆に、ゆっくり休みたい時や夕方以降は眠りを妨げる原因となるため、カフェイン入りのコーヒーは控えましょう。

海外の研究では、運動前にカフェインを摂ることで脂肪燃焼率が高まったという結果が出ています。
ダイエット目的で運動をしている方は、運動前に無糖のコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。
ダイエットサポートにお茶はあり?
近年の健康需要の高まりを受けて、「内臓脂肪を減らすのを助ける」「脂肪の吸収を抑える」などと表記されたトクホや機能性表示食品が増えてきました。
これらを取り入れることは問題ありませんが、気を付けたいのは「1日に飲む量」です。
製品によって、パッケージに記載されている「1日の目安量」を確認した上で取り入れるようにしましょう。
1日1本で良いものもあれば、1日3本飲むことで効果が期待できるとする製品もありますので、ご注意ください。
トクホや機能性表示食品は、たくさん摂るほど健康に近づく訳ではありません。
飲み過ぎによって体調を崩してしまう場合もあるため、1日の目安量を守りましょう。

また、無糖の紅茶などの香りの良いものはリラックス効果が得られ、「お菓子やジュースをとりたくなった!」という衝動を緩和するのにもうってつけ。
ホットで飲むと香りが立ち上ってアロマ効果が高まり、満足感を得られやすくなりますよ。
まとめ
夏は熱中症対策のために、水でこまめに水分補給することをおすすめします。
無糖のコーヒーは、運動前や朝の活動前に最適で、抗酸化作用も得られますよ。
「脂肪の吸収を抑える」などトクホや機能性表示食品のお茶を飲む場合は、目安量を確認することを忘れないでくださいね。
参考資料
環境省 熱中症予防情報サイト 熱中症を防ぐためには
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_3-1.pdf
環境省 健康のため水を飲もう講座
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000205776.pdf
農林水産省 カフェインの過剰摂取について
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
Caffeine increases maximal fat oxidation during a graded exercise test: is there a diurnal variation?
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33413459/
健康長寿ネット コーヒーの健康効果とは
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-shokuji/coffe-kenkokoka.html