甘いもの欲求は脳からのSOS?新生活の疲れに効く3つのアプローチ | AI健康管理アプリ ヘルストレーナー ブログ

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甘いもの欲求は脳からのSOS?新生活の疲れに効く3つのアプローチ

ヘルスコラム

この記事の著者

【氏名】杉本愛季(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)

【経歴】
2012年〜2016年 スポーツ会社 管理栄養士として勤務
2016年〜2021年 大学助手(栄養学科)として勤務
2021年〜2024年 病院管理栄養士として勤務
2024年~ フリーランスとして活動

【資格・免許】
2014年 5月 管理栄養士免許 取得
2016年 5月 健康運動指導士資格 取得
2021年 10月 公認スポーツ栄養士資格 取得

4月になり、新しい環境や仕事に追われて毎日フル回転で頑張っている皆さん、
本当にお疲れ様です。

この時期、ふとした瞬間に「なんだかどっと疲れたな」と感じて、
仕事帰りに甘いものが食べたくなったり、休憩中にチョコをまとめ食いしてしまったり…。
食べた後に「また食べちゃった…」って後悔すること、ありませんか?

でも、安心してください。

その「甘いものが食べたい!」って状態、実はあなたの根性の問題ではなく、
心と身体が新生活の疲れと必死に戦っている証拠なんです。

今回は、そんな“隠れお疲れ”からゆるっと抜け出すための
3つのヒントをお届けします。

目次

1. 甘いもの欲求は「脳があなたを元気づけようとしているサイン」

まず最初に知ってほしいのは、疲れたときに甘いものが欲しくなるのは、
脳があなたを守ろうとしている「生存戦略」だということです。

慣れない人間関係や仕事の緊張が続くと、
脳内では「セロトニン」という幸せホルモンがどんどん消費されていきます。
セロトニンが不足すると、不安を感じやすくなったり、イライラしやすくなったりします。

セロトニンを作る材料が「トリプトファン」というアミノ酸。
実はこのトリプトファン、糖分をとってインスリンが分泌されると、
脳の入り口をスムーズに通りやすくなるんです。

つまり「甘いものが食べたい!」という欲求は、
あなたの脳が「今すぐセロトニンの材料が必要!糖分で補充しよう!」
とサインを出している状態。

なので、「また食べちゃった」と自分を責める必要は全くありません。

【おすすめの方法】

甘いものが欲しくなったら、まず「私の脳、今日もしっかり働いてくれたんだな」と認めてあげてください。

我慢してストレスを溜め込むより、「今は少し糖分が必要なんだね」
と自分に許可を出して、ひとかけらのチョコをゆっくり味わう方が、
脳は案外早く満足してくれます。

一気に食べるより、少量をゆっくり味わうのがポイントです。

2. 「鉄分不足」が疲れやすさを加速させているかも

「なんかいつも疲れてる」「少し動いただけでぐったりする」という感覚がある方、
体内の鉄分が足りていない可能性があります。

特に女性は、月経や忙しさによる食生活の乱れで、慢性的な鉄不足になりがちです。

「貧血と診断されるほどではないけど、なんとなくしんどい」という
“かくれ貧血”
の状態の方も少なくありません。

私たちの細胞がエネルギーを作るには
「ミトコンドリア」という器官が働くのですが、
この器官、実は鉄分が欠かせないパーツなんです。

鉄が足りないとエネルギーをうまく作れなくなり、
体が慢性的な疲労感を感じやすくなります。

そうなると体は手っ取り早くエネルギーを補おうと、
糖分を求めやすくなることがあります。

「お菓子がやめられない」のは、もしかしたら性格ではなく、
体のエネルギー工場に必要な部品が足りていないサインかもしれません。

【おすすめの方法】

「甘いものが止まらないな」と感じたら、夕食に鉄分を含む食材を一品プラスしてみてください。

・アサリの味噌汁(アサリは鉄分が豊富!)
・赤身のお肉(牛もも・ヒレなど)
・ほうれん草の炒め物

コンビニで選ぶなら「砂肝ポン酢」や「レバニラ」などもおすすめ。

お菓子を「抜く」ことより、足りない栄養を「足す」こと。
これだけで、体の疲れやすさが変わってくることがあります。

3. 「座りっぱなし」が原因にもなる?

仕事中、ずっとデスクに座りっぱなしということはありませんか?

実は「動かないこと」が、脳を疲れさせ、食欲を乱す原因のひとつになることがあります。
長時間同じ姿勢でいると血流が滞り、脳に十分な酸素や栄養が届きにくくなります。

また、筋肉をほとんど動かさない状態が続くと、血糖値を調節する機能が低下しやすくなり、体がエネルギー不足を感じやすくなります。

1分でできる簡単なストレッチでも、この乱れを緩和できるので、
時間がある時に取り入れてみてください。

【おすすめの動き:肩甲骨リセット】

ちょっと一息ついた時や、仕事の合間にできる超簡単な方法です。

1.両手を後ろで組んで、肩甲骨を中央にぎゅーっと寄せる
2.胸を開いて、深くゆっくり深呼吸
3.5秒キープしてから、一気に脱力!

「運動しなきゃ」と気負う必要はありません。

血流が戻るだけで、頭がすっきりして体のだるさが和らぎやすくなります。

モヤモヤした食欲が湧いてきたら、まずはこれを1回やってみてください。

おわりに

「甘いものが止まらない」という悩みも、違う視点から見てみると解決できたりします。

ただ”我慢”するだけではなく、
「今日はチョコを食べる前に、肩甲骨を1回だけ動かしてみようかな」
「夕飯は、赤身のお肉を食べようかな」
など、別の視点から自分の体をいたわる、小さな一歩を踏み出してみましょう!