春野菜で冬の疲れをデトックス!おすすめ食材4選

この記事の著者
【氏名】杉本愛季(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)
【経歴】
2012年〜2016年 スポーツ会社 管理栄養士として勤務
2016年〜2021年 大学助手(栄養学科)として勤務
2021年〜2024年 病院管理栄養士として勤務
2024年~ フリーランスとして活動
【資格・免許】
2014年 5月 管理栄養士免許 取得
2016年 5月 健康運動指導士資格 取得
2021年 10月 公認スポーツ栄養士資格 取得
近頃やっと暖かくなり、春を感じられるようになってきましたね。
でも、なんだか体が重かったり、肩まわりが詰まった感覚がしたり、日中も眠かったり、肌が荒れやすかったり…
スッキリしない疲れを感じていませんか?
実はそれ、冬の間に溜め込んでしまった 「冬の老廃物」が原因かもしれません。
目次
冬の「冬眠モード」をリセットしよう
冬の間、私たちの体は寒さから身を守るために、ぎゅっと縮こまってエネルギーを蓄えようとします。
これはいわば、体の「冬眠モード」。
生命維持のために脂肪を蓄え、熱を逃がさないように血管を収縮させている分、老廃物を外に出す力も少しお休みしがちなんです。
春は眠っていた身体が目覚める時期。
お風呂にゆっくり浸かったり、ストレッチをしたりという方法もありますが、実は”春野菜”を食べることも冬の老廃物を洗い流してくれるはたらきがあります。
このタイミングで、“春野菜”の旬のパワーを借りて冬眠モードをリセットしましょう!
おすすめの春野菜4選
1. 菜の花・ふきのとう・タラの芽などの苦味野菜
春野菜で思いつくのは、菜の花・ふきのとう・タラの芽など、独特の「苦味」がある野菜だと思います。
あの苦味の正体は”植物性アルカロイド”という成分です。
”良薬口に苦し”
と言いますが、この苦味はまさに、冬の間に休んでいた肝臓に、
”そろそろ起きて、デトックスして!”と喝を入れてくれるスイッチ。
老廃物を体の外へ押し出すサポートをしてくれます。
とはいえ、苦いものが苦手な方のために、苦味を抑えて美味しさを引き出す調理方法をいくつかご紹介します!
(1)「油」でコーティングして舌をだます
苦味は油分と合わさると、舌に直接触れにくくなり、驚くほどマイルドになります。
・天ぷらや素揚げ: 高温で揚げることで苦味が和らぎ、衣のコクで食べやすさがアップします。
・マヨネーズ和え: 卵黄のコクが苦味を優しく包み込んでくれるので、お子様にもおすすめ。

(2)「旨み」をプラスして味をまろやかに
苦味は、強い旨みや脂質が加わると「奥行きのある味」に変わります。
・ツナ・ベーコンと合わせる: ツナの旨みやベーコンの脂が加わると、苦味が心地よいアクセントに変わります。
・卵とじ: 卵の自然な甘みが苦味の角を取って、全体をふんわりまとめてくれます。

(3)「茹で方」のひと工夫で苦味を逃がす
苦味成分の多くは水に溶け出す性質を持っています。
・サッと茹でて冷水にさらす: 1分ほど茹でてから冷水に放つと、アクと一緒に苦味が抜けて色も鮮やかに。
・お米の研ぎ汁で下茹で: ふきのとうなどは、研ぎ汁で茹でるとアクがしっかり抜けます。

「苦い!」と我慢するより、「美味しい!」と思える食べ方で、
楽しくデトックスしましょう。
2.春キャベツ:カリウムで冬のむくみをスッキリ
冬は運動量が減って、さらに濃い味付けの鍋物などを食べる機会も増えるため、塩分を外に出す力が弱まってむくみやすい季節です。
そこで活躍するのは、春キャベツに多く含まれる”カリウム”です。
カリウムは、体内の余分な水分や塩分をキャッチして、尿と一緒に外へ出してくれます。
体の中の水分の調整役になってくれるので、むくんだ身体をスッキリさせるサポートをしてくれます。
(おすすめの食べ方)
春キャベツは柔らかいので、生のままサラダにするのがおすすめ。
カリウムは水に溶け出しやすいので、スープにして丸ごと飲み干すのも最高です!
包丁を使うのが面倒な日は、手でちぎって塩昆布と和えるだけで立派な一品になります。

3.新玉ねぎ:硫化アリルで血液の流れをスムーズに
新玉ねぎに含まれる、ツンとした香りの成分が”硫化アリル”。
これは、血液をサラサラにして全身の血行を良くするサポート役です。
この時期は暖かい日・寒い日の気温の変化も激しくて、自律神経が乱れがち。
血液の巡りが良くなると、酸素や栄養が身体の隅々まで届くので、疲労回復や冷えの解消にもつながります。
(おすすめの食べ方)
新玉ねぎは辛味が少ないので、そのままオニオンスライスがおすすめ。
唐揚げや揚げ物に添えるだけで”デトックス”の1品に早変わりします。

4.アスパラガス:ビタミンCで肌を守る
春は紫外線が急激に強くなる時期でもあります。
冬の乾燥でダメージを受けたお肌に追い打ちをかけるように、肌への刺激も強くなります。
それを守ってくれるのが、アスパラガスに豊富な”ビタミンC”。
コラーゲンを作るのを助けて、お肌のハリを守ってくれます。
さらにアスパラに含まれる“アスパラギン酸”は、その名の通りアミノ酸の一種。
エネルギー代謝を活発にして、シャキッとした元気を取り戻させてくれます。
(おすすめの食べ方)
アスパラガスは、油と一緒に摂るとビタミン類の吸収率がアップします。
ベーコンとサッと炒めるだけで、彩りも栄養も満点です。
穂先には血管を丈夫にする“ルチン”という成分もあるので、まるごと食べて春の元気をチャージしましょう!

まとめ
今回紹介した野菜の全部を食べよう!と思わなくて大丈夫です。
自分が気になる悩みに関する食材や、食べたい野菜だけでもOK。
ぜひスーパーに行ったら、“春野菜”から春を感じてみてください。